通園生たちは、日中にいろんなお勉強をしています。
入園当初は「おすわり」もできなくても、
ひとつひとつ学んでたくさんの指示を習得していきます。
ようちえんで教える基本の指示は6つあります。
レイくん(MIX)にお手本を見せてもらいましょう♪
「おすわり」は、一番初めに教える指示です。
簡単なので、レッスンに興味を持ってもらい「お勉強って楽しい!」ということを伝えます。
「ふせ」を教えることで、落ち着くことを学ばせることができます。
特に子犬の頃は、ず~っと動き回っていますよね…笑
「たって」は、座ったりふせたりしている姿勢から、四足で立つ指示です。
たまに、二本足で立たせると思われている方もいますが、違いますよ~。
「まて」は、目の前で待たせるだけでなく
指示を出す人が立ったり座ったり、まわりを動いたり、離れたりしても
その場から動かずいられるように練習していきます。
また、他の犬がまわりを動き回るなど、気になることがあっても
動かないように応用練習もしていきます。
できるようになるととても便利な指示です。
「おいで」は、何もない環境でできるようになったら
フードやオヤツ、おもちゃなどを使って
気になるものがあっても呼ばれたら来るように練習します。
また、他の犬と遊んでいるときでも呼び戻しができるように練習します。
「つけ」は、人とアイコンタクトを取りながらペースを合わせて歩く指示で
お散歩の時に使います。
難しい指示なので、レッスンが進みある程度集中力が養われてから教えます。
以上が、6つの基本の指示です。
ちなみに、お手本を見せてくれたレイくんは、まだ入園して5ヶ月なんですよ!
決まった人の指示には上手に応えられるようになったので
今はいろんな人の指示にも同じように応えられるよう、練習しています。
自分の犬が、半年後にはこんなにたくさんのことを学んでいると思ったら…
その可能性に、なんだかワクワクしませんか?♪
また、トレーナーと1対1で指示ができるようになったら
他の犬と一緒にレッスンする機会を作り、まわりに犬がいても集中できるよう練習します。
すももちゃん(ミニチュア・シュナウザー)、クーくん(チャイニーズ・クレステッド)、
OTTOくん(ミニチュア・ブルテリア)は並んで「まて」競争です。
誰が一番長く待てるかな?こうして競わせることも、お互いに良い影響をもたらします。
みんな友達であり、ライバルなのです。
この時は、5分以上待たせたところで誰もギブアップしなかったので
引き分けとしました♪
並んで食べさせると、ごはんやお皿を独占しない心を育むことができます。
また、他人のごはんを食べてはいけない…ということも教えます。
このように、1日を通していろんなことを学んでいる通園生たち。
共に生活しながら、その中で学習していくのです♪
「お勉強」と聞くと、難しいイメージかもしれません。
でも、犬達にとって新しいことを学ぶこと・できなかったことができるようになることは、
大きな喜びなんですよ!